「ぺらふぇす2025」に参加したあと、井上奈奈さんの『星に絵本を繋ぐ』を読んだことで、私の目標が、だんだんと明確になってきています。最初は、漠然とした、ZINEをつくりたいという想いだけがありました。どんなZINEをつくりたいかということには、考えが及んでいなかったのです。でも、今は、絵本のZINEをつくるというところから、さらに派生して、新しいZINEの案が生まれてきています。
先日、その、ZINEの案をかたちにするために、画材と、資料という名目で本を購入してきました。私は、まわりの影響を受けやすいだけあって、かたちから入るタイプなので、画材と資料が手元にあるという事実だけで、わくわくしてしまっています。購入から数日が経っても、眺めては、にやにやしているのです。
「ぺらふぇす2025」の参加作品とも、井上奈奈さんがつくられるような絵本とも、まったく違うものができあがりそうです。もちろん、資料という名目ではあるけれど、画材と一緒に購入した本とも違うものになるでしょう。次は、今、頭のなかにあるものをかたちにしていく作業です。いちばんの山場になるだろうけれど、どんなときでも、無理なく、ゆるゆるで、私らしく進んでいきます。
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ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、「ぺらふぇす2025」に参加したことで、作品についてのメッセージをいただくことができました。ありがとうございます。嬉しかったです。今回、私がつくろうとしているZINEは、感想をいただいた作品とは、まったく種類の違うものではあるのですが、それでも、そこに私らしさは残るでしょう。私は、作品が作品として存在できるのは、読んでくれる人がいてこそだ、と思っています。私のつくるものが作品になる瞬間を楽しみに、創作活動に励んでいきたいです。